雨季はいつくるのか (Practical Activities With Children)

by Yusuke Koizumi – Japan

地球の歩き方を立ち読みした時に、インドネシアの雨季は10月 ころからだと書かれていたのを見たような気がする。インドネシアに来て今日で二週間ほど経つが、未だに雨といった雨を経験してない。四季のある日本にいる とあまり気づかないが、気候の変動が少ないところ、例えば南極や、ここ赤道直下の国々では地球環境の変化はより身近になるのだろう。

今週はいよいよ二週目に入る。先週訪れた学校と同じ学校に行き、さらに踏み込んだ活動を展開する予定である。今日一校目は、私がスラバヤに来て始めて訪れ た小学校であるテレジア2というクリスチャン・スクールに行った。到着すると休み時間だった。数人の子供がジェームズの名前を叫んでいた。私の名前は覚え にくいのか、はたまた中国人風であまり珍しくないのか、とにかくジェームズの方が人気である。

そうこうして教室に行くとすでに子供たちが集まっていた。数名は私の名前を覚えていてくれた。前回はジェームズと私でプレゼンテーションをし、そのときに 子供たちに「家からリサイクルできるゴミを集めてくる」という宿題を与えていたのだが、ダンボールいっぱいのゴミを、それもきちんと種別に仕分けて集めて きてくれていた。そのゴミについてさらにどのようにリサイクルできるかを話し合い、その後で校外に出て、近くの家々や屋台でのリサイクル状況、ゴミの分別 状況を観察しに出かけた。子供たちが突然押しかけても、住民の人々は皆いやな顔ひとつせずに彼らに答えていた。教室に戻って調査の報告をした際に分かった ことなのだが、いくつかの屋台ではしっかりと分別しているのに対し、近くを流れるドブにそのままゴミを捨てている家もあるそうだ。確かにドブ川は黒ずみ、 異臭を放っていた。今日はこれで終わったが、これから調査だけでなく、もっと実質的なことをしていくのだろう。

次の学校は、先週と同じようにあの干上がった海の隣にあるSMP27と いう中学校だ。海に近いせいか照り返しが強い。他の場所よりもひどく暑く、息苦しく感じる。ここでは道に多くのゴミが見受けられるのだが、新しい校舎が建 設中ということもあって砂埃もまじって、お世辞にも勉強しやすい環境とは言えない。しかし、子供たちは相変わらず元気だ。教室に入り、生徒をジェームズ・ グループとユウスケ・グループに分けて前者が校外、後者が校内の環境を観察することになった。今回は私の方が少しばかり人気のようだ。校内を生徒たちと ゆっくり観察してみると見受けられるのはゴミばかり。死んで干からびたネズミも見つけた。塩害のせいか植物はほとんど死に絶え、ネコも日陰を探して歩き 回っていた。しかし教室は外の状況に比べてキレイで、カフェテリアにもゴミはまったく見受けられなかった。おそらく内と外を割り切ってしまっているのだろ う。

教室に戻り、それぞれのグループが見つけたものを発表し合い、どうすればよいかを考えた。「ゴミを拾えばよい」「ちゃんとゴミ箱に持っていく」などの意見 が出たが、実際の状況と照らし合わせてみても、行動の仕方が分からないのではないかと感じた。そこで私たちは生徒と大量のプラスチックのゴミを集めよう と、校内のある一角に出かけた。一人が集めるのは一握りだが、30人近くの生徒が集めると歩けるくらいにはゴミが取り除かれ、最後にみんなで写真をとった時にはみんな自慢げだった。これからは今回のことを思い出し、ゴミをその辺に捨てないようになるのではないか。少なくとも何人かは。

今週から2ターン目に入り、ただプレゼンテーションするだけでなく子供たちと一緒に活動する機会が増えてくると思う。実質的なアクティビティをするにあたってロニ、ジェームズ、そしてメンバーらと話し合いながらより良い方法を探りたい。

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